2006年02月04日

パクパクとゲーム「AIR」(前編)

PS2用のゲーム「AIR」を遊んでみました。

「AIR」ベスト版
AIR.jpg 
機種 :PS2
発売日 :2005/09/01
定価  :3129円(税込み)
ジャンル:アドベンチャー
発売  :インターチャネル
開発  :ビジュアルアーツ(Key)
プレイ時間:20時間程度(クリア済)

公式ページ:
http://www.interchannel.co.jp/game/air/

総合評価点数:95点
(総合シナリオ点数:90点 )

パクパクは職業柄TVゲームで良く遊ぶのですが、雑誌等で情報を仕入れ、興味のあるジャンルや、これちょっと面白そうだなぁ・・というものは発売日に即ゲットして遊んでるものの、自分がさほど興味を示さないジャンルには見向きもしてませんでした。

ただ人生ってのは楽しいという欲求を満たす他に、自分を開拓する、するってことが大切だと最近は思えてきて、そのきっかけとして自分が興味がないものでも誰かが面白い!と思った作品をあえて触れてみることで、それまでの自分には無かった新しい何かを発見できれば良いなぁ〜と思う訳です。

という訳でネットでの評判が高く名作と言われるビジュアルアーツのKeyというメーカーが製作した「AIR」のPS2移植版を買って遊んでみました。 元々、PCゲームでは18禁のアダルトゲームでビジュアルノベルという位置づけだったようですが、PS2版ではそれを一般向けにアレンジして全員分のキャラクターボイスが加わったようです。

さっそくプレイしてみたんですが、初めてから1時間程は「どうでもいい会話や無駄なメッセージの羅列が多すぎだし、表示される絵がとてもチープで、なんかこの作品・・・・全然面白くないんですけど・・・・」な状態だったんですが、最初のエンディングを迎える頃には感動のあまり涙腺緩みっぱなしでボロボロ泣いてました。

そんな放心状態で思ったことは「たかがゲームで、こんなに泣けるものなのか・・・・」と。

元々パクパクはいわゆる「ギャルゲー」と呼ばれる目当ての女の子を口説いて攻略していくような作品は、ゲームとして面白いと思わないのであまり遊ばないんですが、この「Air」という作品をやってそれが間違っていた・・・と思わされました。

特にこのゲームを最初に見た時に「キャラ絵のあまりの稚拙さ」に引いてしまった部分もあったので、マイナスから入っていた分、余計にその感動が大きかったです。(全てを終えてから思うのは、この稚拙だと思っていたキャラ絵も実はとても作品に合っていて、作品を昇華させた一旦を担っていたことは間違いないでしょう。)

ちなみに最初のエンディングというのをもうちょっと説明すると、この作品の中で主人公の男の子に対して3人のヒロインの女の子が出てくるんですが、それぞれに悲しい過去を引きずったまま現在も生活していて、儚い夢を抱いています。それを主人公が1人ずつ時間をかけて、過去を振り払い悩みを解き、その儚い夢を叶えるために側にいて力を貸してあげるっていうことをしないといけないため、最低でも3回は最初からプレイしなおす必要があるのです。

最初の1人を攻略するまで3時間以上かかったので、こりゃ、思った以上に長くなりそうなヨカン・・・・。 しかも3人のうちの1人であり、表紙にもなっている「神尾観鈴」という名前の女の子のエンディングに関しては途中で打ち切られたような、謎が残ったままの不思議な終わり方。

後からわかることですが、このメインヒロインの終わり方の謎は、最初の3人をそれぞれきちんとしたエンディングを迎えると、青空だったタイトルが夕焼けに変わり、「SUMMER」という全く違う話が選択できるようになります。 更にその話を終えると、タイトルの夕焼け空が今度は夜空に変わり、タイトルにもある「AIR」(そら)という本当のストーリーが展開されるのです。
AIR2.jpg
結局、この作品では以下の5つの異なるストーリーがあるのです。
・DREAM編-神尾観鈴(メインヒロイン)
・DREAM編-霧島佳乃(サブヒロイン)
・DREAM編-遠野美凪(サブヒロイン)
・SUMMER編
・AIR編

うひゃー、凝った作りだ。
最近のビジュアルノベルってこんなのが流行りなんでしょうかねぇ・・・。この手のゲームはほとんどやったことがないので、新鮮な驚きの連発。

結局、膨大なメッセージ量の5本分のストーリーを終えると初めてこの作品の意図する内容と、伝えたいメッセージ性が理解できると思います。(逆にここまで長いと、最初の1〜2時間でだるくなって最後までプレイしない人がいるかもしれない・・・。)

全部攻略後に、感想を一言で述べるとするならば「ここまで感動できる話を空想で作り上げることができるのか・・・」というシナリオライターさんへの絶対的な賞賛の思いでしょうか。パクパクはこれまで散々ゲームや映画、小説などいろいろな感動作品に触れてきたつもりですが、この「Air」ってそれらが陳腐に見えてしまうほど、他の作品を遥かに凌駕しています。

逆にこの作品が「ギャルゲー」というジャンルではなく、そもそもゲームといった先入観のあるメディアではない、一般的なメディアで出されたのなら、その評価はネットで騒がれる程度では済まないだろうなぁ・・・と勿体なく思いました。

最後のシナリオ「Air編」を終えたパクパクは、泣き疲れて少々ぐったりしてしまうほど、涙が出ました。TVに映し出される画像と声優さんの心のこもった声と、ゲームに完璧な程マッチしている素敵なBGMの中で、涙が止め処もなく流れメッセージを送るボタンを押すのが億劫になるぐらい、物話の中にどっぷり浸ってました。最終的なエンディングを迎えたときには、まさに感無量・・・という感じ。

1日以上経って興奮冷めやらないままですが、とりあえず気持ちを落ち着けて、感想を書いてみることにします。

ちなみにプレイ感想はネタバレを多く含むので、ここまでを前編、ここからを後編と分けて、別ページで書きます。なんで、未プレイの方は後編を読まないでください。

久々に人生に影響を与えるぐらいの感動を与えてくれたということは間違いなく、サウンド、ボイス、演出、どれをとってみても完成度はとても高いいのですが、気になった点や改善点もいくつかあるので、満点ではありません。(ちなみに、声のないPC版なら85点ぐらいに落ちると思います。 それほど、この作品では声優さん達の声での演技が素晴らしかった。)


posted by pakupaku(パクパク) at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム「詳細レビュー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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