2006年02月20日

パクパクとゲーム「サナララ」(前編)

PC(Windows)用のゲーム「サナララ」を遊んでみました。
sanarara_2_pack.jpg  
「サナララ」Windows 18禁

機種 :PC(Windows)
発売日 :2005/04/29
定価  :5800円(税抜き)
ジャンル:ビジュアルノベル
開発  :ねこねこソフト
プレイ時間:14時間程度(クリア済)
公式ページ:
http://www.din.or.jp/~nekoneko/

総合評価点数:88点
(総合シナリオ点数:92点 )

このソフトって新品が新宿量販店の店売りで3400円だったので「安っ!」っと思わず買ってしまったんですが・・・・・

「ゲームやってめちゃ癒された〜! 笑って和んだ〜!」

今までにやった「AIR」が泣きゲーで、「モエかん」が笑い感動ゲーと分けるならば「サナララ」は完全な癒しゲーに分類されると思います。

このゲームは1章〜4章と平均3〜4時間ぐらいの短編シナリオ集のようなもので、それぞれ主人公もヒロインも違う人物で他の章と接点はほとんどありません。 
4章全てに共通するテーマは
「一生に一度だけ、神様があなたの願いごとを叶えてくれるとしたら、あなたは何を願いますか?」という面白いテーマ。
sanarara_0_title.jpg
更にその願いごとの説明を本人に伝えて、願いを神様に伝える役目をするのが「ナビゲーター」と呼ばれる存在。 この人は以前願い事を叶えてもらった人が入れ替わって「ナビゲーター」役になるという設定なので、1人1人順番に連鎖しながら願いごとが叶っていくという仕組み。

そしてこの「ナビゲーター」という役割の人は「ナビゲーター」になった瞬間から、世間から空気のような扱いをうけ、そこにいるのに願いごとを叶える本人以外の第3者からは全く認識されなくなる。という面白い設定付き! 4章全てにおいて、この「ナビゲーター」の特殊な設定こそがゲームのシナリオの根幹を成していました。

なので、世間が「願いごとを叶える本人」「それを伝えて実行させるナビゲーター」の2人だけの孤立した世界が構築されてしまうので、4章とも別々の主人公とヒロインを立てたというのは正解だったと思います。

ちなみにこの願いが叶うというチャンスは、願い事を叶え、その後ナビゲーター役になり、それを終えると当事者らはそれら一切を忘れてしまいますが、願い事だけは密かに叶っているという仕組み。

忘れてしまうということは、その願いが叶う間にどんな深い関係に発展したとしても叶ってしまった瞬間にそれら全ての記憶を無くし全く知らない赤の他人になってしまうので、どうやったらその関係を思いだせるのか・・・というのがキーワードになってそれぞれの章でエピローグとして語られます。

そんな面白い設定があるからこそ、成り立っていた4本のシナリオですが、どれもこれもよく出来ていて癒されたし、何より感心しました。 後で調べてみたらそれぞれ別々のライターさんが書いたと知って驚いたんですが、パソゲーのライターさんってすごい文才を持った人がたくさんいるんですねぇ。

パクパクは、ほんとパソゲーって今まで見向きもしてこなかっただけに、シナリオに関しての出来の良さは拍手を送りたくなるぐらい良く出来ているものが多くて驚いています。(正直、流行の小説とか映画みたりするよりよっぽど得るものが多いなぁと。)

他にも、このゲームの良かった点がいくつかあるんですが、まず1つは「どの選択肢を選んでも話に影響がでない」ということ。 今までやってきたゲームだと、正しい選択を選んで進めていかないと自分の望むようなストーリーに進んでくれなくて途中でバッドエンドになることが多く、そうなると、せっかく盛り上がっていた感情が一気に冷めてしまうんですが、この作品では、どの選択肢を選んでも1つのエンドにしか向かわないので、気がラクです。
そもそも、1章あたり3回ぐらいしか選択しないので、ほとんど声つきの小説を読んでいるような感じ。
sanarara_1_main.jpg
ゲームなんだから、これではツマラナイと感じる人もいるとは思うんですが、パクパクはパソゲーにはゲーム性よりもシナリオを求めているので、ぶっちゃけこういう方が攻略サイトを見て進めなくてよいから、とてもラクでありがたいです。

次にパッケージが「初回限定版」と「通常版」が分かれてないこと。 何故か、パソゲーには1本のソフトを特典内容を変えて2回に分けて出してるメーカーさんが多いんですが、なんかこういうのってパクパクはイヤな商法だなぁ〜と感じます。 そもそも、製品に自信があるなら妙な付加価値はいらないし、買ってくれたファンのために「サントラCD」といった特典を付けたいと思うなら、それこそ分け隔てなく、全部に付ければいいと思うし。 初回に買う人と、時期がずれて通常版を買う人の「メーカーに代価として払うお金の重み」に差はないでしょ。 
あとは、まぁ、パッケージを大きく値段を高くして、時計やらタオルやら訳のわからんグッズを入れたりしてる限定版もあったりしますけど、ホント迷惑ななメーカーだよなぁ・・・と思う。 それを置く店もそれを持って帰って保管するユーザーもイヤでしょ。そんなの。だいたいグッズとか欲しいなら、それこそメーカーのHPの通販とかで別口で買わせればいいのに、それをパッケージを大きくして全部詰めて販売って・・・完全な抱き合わせ販売ですよね、それって。

そういう意味でも「ねこねこソフト」さんの姿勢はパクパクにとって共感できるものばかりだし、本作「サナララ」もとても良かった!

シナリオに関しては90点越え、コストパフォーマンスも高く、ゲームシステムもサウンドも不満はありませんが、やはりゲームとして他の作品と比べた場合、CG数や演出等はシンプルすぎでちょっと物足りない感じもしたかなと。 こんなに良い話だったら、もうちょっと演出等を凝りまくれば更に高い評価を得られたと思います。 あと、キャラが話的には年齢高めなのに絵が幼すぎてギャップが・・・。(絵だけみると小学校低学年ぐらいに見えてしまう。)

まぁ「サナララ」には、「サナララ」でしか味わえない究極の癒しがあるので少しでも気になった方はぜひやってみるべきでしょうねぇ。

では、ネタバレ感想は後編に。
それと「ねこねこソフトさん」に対する意見は別ページを設けていろいろ書きたいと思います。


posted by pakupaku(パクパク) at 08:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム「詳細レビュー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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