2006年04月25日

パクパクとゲーム「LOST CHILD (ロスト チャイルド)」(前編)

PC(Windows)用のゲーム「LOST CHILD (ロストチャイルド)」を遊んでみました。
pc_lost_1_0.jpg 
「LOST CHILD (ロストチャイルド)」Windows 18禁

機種 :PC(Windows)
発売日 :2006/03/24
定価  :8800円(税抜き)
ジャンル:テキストアドベンチャー
開発  :たまソフト
プレイ時間:26時間程度(クリア済)

公式ページ:
http://www.tama-soft.com/products/lost_child/index.html

総合評価点数:74点
(シナリオ点数:78点  多くの人にプレイして欲しい度:90% )

前にも書きましたが、パクパクは他者が描いた作品(ゲーム、映画、ドラマ、小説、アニメ、マンガ等)をなるべく貪欲に広く浅く見ていきたいという考えがかなり強くあります。 それは自分へのエネルギーにするためというか、何かしらの糧にするためというか、他者が描く世界を知ることで自分の中で描く世界に影響を与えたいからです。

ただ、そうは言ってもこれだけ世の中にありとあらゆるメディアが氾濫して溢れきってる時代において、適当にチョイスしていっても自分の肥やしになる作品ってめったに巡り合えない。しかもフツーに生活していると時間もお金も限られてる訳だから、適当に選んでいってもハズレを引いた時のショックが大きい・・・。 そういう訳で、ゲームに関してはなるべく先物買いはしないである程度評価されている作品に手をつけることが多いパクパクなのですが(だから評価の高い廉価版はよくプレイする)、今回レビューする「LOST CHILD」は珍しく予約して買いました。その理由はたまソフトさんのHPの雰囲気の良さとサウンドに聞き惚れたから! ゲームにおいてこういうインパクトのある作品は評価等を見なくてもプレイするに値すると思いました。
んで、昨日(記事をアップしている時期は違います)ようやくクリアしたので、その感想を。

ちなみにパクパクのプレイでは
バージョン:1.2版
戦闘難易度:低い
でプレイしてあります。

この作品の評価を簡単に言うと「未完の大作」という感じがしました。
ディレクターor企画の人が大作を作ろう! と思って始めたものの、作り始めてみたら予想以上に大変で、自分の器以上に広げすぎてしまって結局まとまりきらないまま、開発期間をこれ以上伸ばせられないので、粗がなるべく見えない程度に風呂敷を畳んだ。そんな印象を強く受けました。 でもパクパクはこういったエネルギーを感じる作品は応援しますよ!
pc_lost_1_2.jpg
CGの枚数やそのクオリティ、声優やサウンドはパソゲーの枠を越えた豪華さ、スタッフの魂と気合の入り込み具合はプレイしていてひしひしと伝わってくるものがあって「あぁ、頑張って作ってるなぁ」と嬉しくなってきましたが、やはり統括していた人の力量不足で全体としてもの足りなさとバランスの悪さが露呈した作品になってしまっていました。

クリアしてみると謎や伏線はかなり残したまま終わってしまっているし、キャラの行動やストーリーの流れが「んん??」とクビを傾げたくなる場面があったり、完全なご都合主義だったり。 また最悪なのがあちこちで書かれている「戦闘システム」で、本当にこれがこの作品の一番の癌です! 逆にこんなにダメな戦闘システムって普通のセンスでは作れないよ(笑)

シナリオに関してはネタバレの後半に書くので、まずは戦闘システムについての感想というか愚痴を。
ずばり開発者に聞きたいんですが、「このゲーム1度も最初からプレイしてないでしょ?」
デバッグも戦闘部分はデバッグ用のスキップ機能とか使って結果だけの簡易プレイしてたんじゃないかな。(開発者がデバッグするときってラクしたいから、こういう機能をつけての簡易プレイをしますが、市場に出てからバランス調整の悪さやバグが発覚したりする。)

これ、誰が見てもあからさまに戦闘部分の煩わしさが目立ちます。この面白くない戦闘システム部分に関しては「表現したいこと」<−>「自社の技術で可能なこと」の葛藤の中で苦肉の策だったのはわかりますし理解できますが、その面白くない戦闘を回避できずに何度も何度も嫌という程、強制的に行わせているのが一番問題です!! 開発者はプレイするユーザーの立場に立った考え方をしなければ、作り手のエゴを表現しただけという最悪な結果になる見本だと思いました。
pc_lost_1_3.jpg
面白くない戦闘だというのは担当製作者も周りのスタッフも散々わかっていたハズ、それならばなぜスキップ機能をつけてユーザーの任意で回避できるようにしなかったのか。 後半になるにつれ雑魚敵との無駄な戦闘が多くなるんですが、2時間の間に13回も強制的な戦闘をさせられるのは苦痛以外のなにものでもありません。
バージョンアップで難易度変更よりも、まず、この戦闘のスキップ機能をつけるべきです。そうすれば一般評価はずいぶんマシなものになるのではないでしょうか。(ちなみに1度クリアすると再プレイではスキップできるようにはなるが、それでは遅い。)

そもそも戦闘のモデリング具合(実際のゲーム中では2Dに落としてますが)や演出とかはかなりデザイナさんが頑張って作っているので、面白くない戦闘システムに組み込まないでマウスをクリックしたら、決まった展開を垂れ流すだけで良かったのに。
この戦闘システムを考案した人は、ゲームに組み込む前に「あぁ、これじゃ面白くないな」って気付かなかったのだろうか? 組み込んだ後も「このままだと、面白くないですね」ってスタッフの誰かが指摘してあげなかったんだろうか。 個人のセンスうんぬんよりも、社内スタッフ間の連携がダメそうな感じがしてならない。

ネタバレ後半に続く・・・・


posted by pakupaku(パクパク) at 09:21| Comment(0) | ゲーム「詳細レビュー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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