2006年08月14日

パクパクとゲーム「姫さま凛々しく!」(中編−ネタバレ満載)

プレイ感想 中編はゲームのネタバレが殆どになると思うので、未プレイの方はここから先は読まないでください。

メインシナリオの感想としては、一言で表すと「微妙」。シナリオの中核をなす2大イベントとしては「次期国王選」と「ザキュリと呼ばれる世界の秩序を乱す闇の存在」というのがあるんだけど、そのどちらもストーリーに深みはなくあっさりカタがついてしまうのには拍子抜けした。

「次期国王選」に関してはルートによって主人公は次期国王になるパターンと、辞退するパターンがあるんだけど、これによって何か変化が起きる訳じゃないのでどうでも良く、シナリオ的にも大きく分岐したなぁと印象はほとんど無い。 だいたい現国王が審査をして次期国王を決めるんだけど、いろいろと礼儀作法や国王としての心得をテストをした割には、一番成績の悪い「テュロウ」があっさり国王に選出され、何故国王に選ばれたのか?という肝心な部分が一切書かれていないのには、もの足りなさを通り越して呆れるばかり。
game_hime06.jpg
もう一方の「ザキュリと呼ばれる世界の秩序を乱す闇の存在」に関しても表現が中途半端で、敵が凄い存在であるってのが全く伝わってこないし、世界が脅かされているという緊張感が全く無い。 終盤になってから主人公の身近にいた「シュライハル」が実は悪の元凶で「この世界は、現実世界における死後の世界だ。人々は死ぬとこの世界にきて転生するまでここに存在している」みたいな暴露を突然し始めるんだけど、暴露した割にはそれまで伏線らしい伏線もないので意味不明だし、台詞に現実味がない。 そして彼が「千名希」を呼び寄せた理由も薄く、何より「千名希」の首についているミミカの作った首輪の電撃程度で痺れて手が出せなくなってしまうほど、究極に弱いのが哀しい・・。大ボスなのに雑魚キャラよりも扱いがヒドイよ(笑) 

そんな訳でメインストーリーに関してはライターの力量が哀しいぐらい低いため、全く盛り上がれませんでした。ただし、何気ない日常の描写や、各ヒロインを含めたキャラクターの台詞や心情などの描写は抜群に上手いので、普通の学園恋愛モノと割り切ってプレイするのであれば十分良作かなと。

それと、このゲームのシナリオで唯一面白いと思ったのが「血鳴」(チナキ)と呼ばれる個々のキャラクターが持つ特殊能力。限定された条件下で発動させて事件の推理や、相手を倒したり、封じ込めたり、それぞれの能力を用いて状況を打開させるのは漫画的で面白いアイデアだなぁと感じた。ただし他のキャラはいいとして、主人公の能力だけはちょっとマイナス印象なんだよねぇ。主人公は「双在の血鳴」と呼ばれる「自分と同じ分身を1体生み出す」能力なんだけど、エロシーンでこれが使われるまくるので相当ウザい。(分身と2人がかりで1人のヒロインを攻めたりする。)

しかも発動条件が「勃起したとき」って何だかねぇ。いくらエロゲーだからってそんな陳腐なお約束はいらないし、あまりにもくだらなすぎて笑うに笑えない。 この能力のおかげで、相手と対峙するような緊迫するシーンや、ここぞっていう大事な場面で盛り上がるどころか、逆に盛り下げて雰囲気ブチ壊していたので、とても勿体ないと感じました。
game_hime05.jpg
ただ主人公の「テュロウ」の性格に関しては「鬼畜王ランス」の主人公のようなエロエロを前面に出した思考や行動はキャラ設定として面白い。 ネチネチした思考や、ハッキリしない言動が多い主人公だとやっててイライラするので、このぐらい割り切ったキャラだと何も考えずに気楽に楽しめた。また、序盤は森から戻ってきて感情や記憶が欠落して、女と見れば誰に対してもエロエロオーラを振りまいていたんだけど、ヒロインらと接していくなかで次第に人間的な感情や表情を取り戻し、後半はヒロイン1人に対して一途な恋愛をしていく様はとても好感持てるし、展開としては上手い。


さて、ここからはいつものように各ヒロインの感想を印象に残った順にリストアップして書いていきます。

1位:最美 千名希
2位:シャンレナ
3位:シャーファ
4位:みさら
5位:マナフィーゼ
6位:ハナ&ゆちや


■パクパク印象度 第6位 ミミカの妖精「ハナ」&マヤカヤ国の姫「ゆちや」
game_hime08.jpg
ハナに関しては、うろちょろ飛び回ってるだけのお節介妬きの妖精だと思っていたので、攻略できるヒロインだったのがまず一番驚いた。遊び心があるメーカーだなぁ(笑) 当然、小さい妖精のままだとエッチできないので、告白後は「説明らしい説明もなく」突如人間化して結婚してしまうという怒涛の展開っぷりも大いに笑わせてもらった。 こういった攻略できないであろうキャラを攻略してしまえるのはファンディスクをやっているようでかなりのお得感がありました。
game_hime07.jpg
マヤカヤの姫である「ゆちや」は、学園モノの王道キャラ「眼鏡っ娘で委員長」というおいしいポジションなのに、みさらの従者っぽい言動ばかりなんで攻略ヒロインとしては微妙な存在。主人公との掛け合いで面白かったようなシーンもほとんどなく、流されるままに主人公と関係をもってハッピーエンドになるので、今ひとつ盛り上がりに欠ける。ま、所詮はCG鑑賞で個別枠を持たない「その他の仲間」扱いなサブヒロインの宿命ですか。


さて、今回はここまでで続きは別ページ(明日)に分けて書きます。


posted by pakupaku(パクパク) at 03:46| Comment(0) | ゲーム「詳細レビュー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。