2006年08月25日

パクパクとゲーム「しぇいむ☆おん」

「しぇいむ☆おん」Windows
game_shame01.jpg
機種  :PC(Windows)
発売日 :2006/07/15
定価  :フリー同人ソフト
ジャンル:ツンデレADV
開発  :ツンデレ喫茶製作委員会(同人))
公式ページ:
http://vimalakirti.aki.gs/shame-on/index.html

総合評価点数:82点
(総合シナリオ点数:80点 )

これまで「ナルキッソス」や前回紹介した「初めて泣いた日」など、フリーの同人ソフトに対しては評価点数はあえて付けず、評価集にも含めてないのですが今回取り上げるツンデレ喫茶ADV「しぇいむ☆おん」はフリーの作品ながらボリューム&ゲーム性など一般作品として見ても遜色がなく、とても面白い作品だったため一般作品と同様に扱うことにしました。

パクパクは当初、フリーの同人ソフトということで「軽く触ってみるか・・」程度にしか期待してなかったのですが、シナリオの出来の良さと気持ちよく進むテンポに乗せられて、ついつい5人のヒロイン全員をしっかりクリアするほどにやり込んでしまいました(笑) っていうかぶっちゃけ、この出来なら充分お金が取れるのに・・・と下世話ながら思ってしまった。 少なくとも一通りクリアし終えた時点でこの作品には「1500円」ぐらい投資する価値は充分にあるなぁと感じた。そのぐらい満足度が高い作品。

ストーリーはシンプルで、主人公が新しく引っ越した先で偶然1人の少女と出会い、その少女が「しぇいむ☆おん」という喫茶店でウェイトレスとして働いていたために一度お店に招待される。不思議な雰囲気を持つ喫茶店だと思いながらも、それ以降食事処として「しぇいむ☆おん」を度々利用するようになり、店長を含めウェイトレスとして働くヒロインらと親しくなるというもの。 特にこのゲームはツンデレ喫茶ADVというだけあって、出てくるヒロインは一癖も二癖もある女性ばかり。 そんな難解な心を持つ恋に不器用なヒロイン達が、主人公に対して次第に心を開いて打ち解け、2人の距離が徐々に近くなる初々しい恋愛ストーリー。 しかも特筆すべきは5人いるヒロインのどのルートもよく出来て面白いってのがこれまた素晴らしい。
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難易度もそこそこあってADVゲームとしても良く出来ているし、この作品って歌つきのオープニングデモはあるし、エンディングテーマも2種類用意されているし、クリア後のショートストーリーやオマケが充実していて、フリーとは思えない程作りこんであるのには感心してしまった。これだけしっかりと作ってあって、最初からタダで提供しているとは恐れ入る。



【ここからは、ネタバレ含む内容なので、未プレイの方は避けてください。】



では、ここからはいつものように各ヒロインルートの感想を印象に残った順にリストアップして書いていきます。

1位:飯島 可奈
1位:阿部 里美
3位:木野村 典乃
4位:阿部 早苗
5位:栗原 美幸

総じてハズレがないシナリオでどのルートも面白く、店長含め、志津江さんや荒巻クンら脇役らの活躍もいい味出していてテンポよく盛り上げてくれました。 特に「阿部高和」店長は、その異質すぎるキャラクターに「うわぁ・・・さぶいキャラだ・・・。」と当初は、引き気味でプレイしていたんですが、何時間もプレイを続けていると「スルメのごとく噛めば噛むほど味が出てくる」キャラクターだと気付き、いつしかその魅力の虜に・・・(笑) 

■パクパク印象度 第5位「栗原 美幸」ルート
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悪役キャラだと思っていたフランケンが究極のツンデレキャラで笑った。言葉と行動が正反対だから天邪鬼キャラと言った方が正しいかも。はっきり言って美幸よりも立ち絵すらないフランケンの方が印象深いルートでした。 まぁ、後半の大胆な美幸にもちょっと興奮しましたけど。



■パクパク印象度 第4位「阿部 早苗」ルート
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すぐに手を出す暴力女でお金にうるさい守銭奴。でも本当は恋に臆病で本当の気持ちを伝えられない不器用なヒロイン。この設定だけでムズムズと攻略意欲が沸いてくるってもんです(笑) 心を許している主人公だからこそ手を出したり、素っ気無い態度を取ったり、だからこそいじらしいのかもしれない。「不本意なんだけど・・・つ、付き合ってあげてもいいわよ。」「か、勘違いしないでよね。」は名台詞。



■パクパク印象度 第3位「木野村 典乃」ルート
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典乃のようないつも明るい元気印の子が悩んで落ち込み、主人公がその悩みにそっとアドバイスをして、それでまた元気付けられて主人公のことが好きになるってのは王道の展開なんだけど、典乃の純粋さと恋に対する初々しさが上手くストーリーに乗せられて心に響くシナリオでした。主人公が最後に言った「俺はお前に合わせるからな。時間も、歩幅も、目線も。」っていう台詞にグっときた。



■パクパク印象度 第1位「阿部 里美」ルート
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このルートは切ないよねぇ。何度も約束を破り主人公が名誉挽回のために自分から祭りに誘っておいて、2時間以上も遅刻するとは・・・雨の中あんな場所で1人不安になりながら待ちぼうけさせるのはプレイしていて居た堪れない気持ちになった。しかも、怒らないでじっと見つめたままポロポロ涙を流されると・・・もう、どうしていいやら。 最後のシーンも退院する母親のために花道のロードを作ってあげていたというのを知り、更に感動。うぅ・・・この子ええ子や。



■パクパク印象度 第1位「飯島 可奈」ルート
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小さい頃の初恋の相手。お互いがお互いを意識していたけど、家庭の事情で分かれてしまい何年かぶりに成長した姿で再開。これも展開としてはベタだが、見せ方は非常に上手い。5人の中で唯一最初から主人公を好きでいるヒロインで、彼に気付いてもらうために懸命に振舞う姿が非常に印象的。だけど、ストレートに言葉には出せず酔った勢いでしか本当の自分を伝えることができない不器用なヒト。 小さい頃に彼女から渡された絵本を通じての2人の距離が次第に縮まる描写は、物哀しげなメロディと相まってものすごく心に響いてくるものがある。 逆に可奈ルート攻略後に他のヒロインルートに浮気すると可奈があまりにも不憫で可哀想・・・。


posted by pakupaku(パクパク) at 03:05| Comment(0) | ゲーム「詳細レビュー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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