2006年05月17日

パクパクとゲーム「Ever17」(後編-ネタバレあり)

ネタバレといってもメイン部分のストーリーや謎の考察等はさすがに書けないので、いつもと違ってプレイ記録のようなものをツラツラと。それでも多少ネタバレしている部分もありますので未プレイの方は決して読まぬように。 というか、もしも未プレイの方でこんなブログ読んでるぐらいなら今日にでも早速買って遊んでください。もうホントすっごい衝撃が待ってるので。



とりあえずパクパクは最初普通に「倉成 武」編でプレイ開始。 しかしゲームを進めるとかなり奇妙な事件が彼の周りで起こり謎を残したまま展開が進んでしまうので、ちょっと混乱気味。それに作中で出てくる単語の説明も面倒な話が多くて眠たくなってきた・・・。  そんなハマれない状態に追い討ちをかけるようにして攻略できるヒロインの2人が全く魅力が無いので、適当に選択肢を選んでいたら1回目はバッドエンドで皆死にまくりでした。あらら・・・(笑)

2回目は「少年」編をプレイ。ほほぅ、「倉成 武」編では少年がサブキャラ扱いだけど、「少年」編では倉成 武がサブキャラ扱いでザッピングのような感じで話を追っていける仕組みになっている様子。
こういう1つの事件を違う視点で話を進めることで、謎の全貌を見せる仕掛けなのかぁ・・・と妙に納得。ちょっと面白くなりそう! 特に少年編ではヒロインの「田中 優」も「松永 沙羅」も過去に影を持っているけど明るく振舞うお約束なキャラクターで話にもすんなり入り込めたんでサクっと気持ちよくグッドエンド。 脱出する際に少年が服を着たまま1人の人間を引っ張って34mもの深海を息継ぎ無しで泳ぎきったのにはかなりの衝撃を受けましたが(笑) ストーリー的にはどちらもそこそこ良かった感じ。

その後、「倉成 武」編の2人のヒロインを攻略。ザッピング的に垣間見れる話は面白いけど、とにかく2人のヒロインに興味が沸かないので惰性でプレイし続けた。ここらへんを中だるみしないように楽しませてくれれば総合評価は更に100点に近づいたと思う。 ちょっとネタバレになってしまうけど、武が空の正体に途中まで気付かないのはどう考えてもおかしい。浸水した通路を通った時の波紋の有無や、影が一切投影されないんだからすぐわかりそうなモンじゃない? しかもそんなキャラに恋愛っぽい展開を抱いている思考が意味不明。武自身の思考がちょっと怖くなった。 また最後のシーンで武の目を焼こうと熱線を実際に放った空のいざとなったら人をキズつけるプログラムもすごい(笑)

これでようやく4人のヒロインの話が全て終わった状態。普通のゲームであれば8割以上を終えている段階なのでパクパクは正直この時点でちょっと飽きていました。 ネットでの評判が高いと言われていても所詮この程度かと。これじゃぁ、甘く採点しても75点ぐらいだなぁ・・・と。

んで4人目のエンディングを見終えると「第3視点開眼」というメッセージが。「んん? なんだこれ??」
訳がわからないので、手っ取り早く攻略サイトをチェック。
ほほぅ、ここから真の物語が始まるのか。 よっしゃー、それなら気合を入れてやってみるかっ!
game_ever17_1.jpg
そこから始まった物語は、それまでの退屈な会話を覆すほどの驚きと衝撃の連続。会話の1つ1つが意味深く、それまでに通ってきたルートの各シーンを思い返しながら、驚嘆の声をあげていました。「す、すごいぞ、このゲーム・・・・。」 そして、衝撃のラストを迎える頃にはさすがのパクパクもちょっとした麻痺状態で、完全にライターの手のひらで転がされているのがわかりながらも、決してそれが嫌じゃなかったし、心地良かった!
最後は船の上でココが上空を見ながら手を振り、それを見てみんなも集まってくるシーンでふと我に返り、時計を見たら、朝方近く・・・うっ、面白すぎて時間を忘れてプレイしてしまった(笑)

ほとんどの謎は解決し、大団円でスッキリ終われるこのゲーム。それでもまだいろいろと気になる謎や伏線は残しているので、気になった部分はこのサイト↓を見て多少は解決できました。

「infinity研究室 とりあえずEver17の考察中心」
http://lab.vis.ne.jp/infinity/

かなり丁寧にまとめているので、とてもわかりやすかったです。ありがとうございました。

しかし、謎はほとんど解消している素晴らしいシナリオ展開なんだけど、シナリオや設定でツッコミたくなるご都合主義な部分はたくさんありましたねぇ。特に危機的状況でスーパーマン的活躍をする武とホクト。 武は完全体になる以前から51mを息継ぎなしで泳ぎきるし、ホクトも石を抱いて119mダイブしちゃうし(笑)彼らなら普通に泳いで海上に出て助けを呼べるって。

また、キュレイウィルスのほとんど欠点がなくそれでいて最高の利便性をもたせてくれる特性にも驚いた。しかも簡単に感染するオマケつき。ツグミは2人しかいない貴重なキャリアの1人だっていう割には、血を受けたチャミも優も涼権も武もココも血液型とか相性とか関係なく、悪いTBウィルスだけが死滅して不死身の身体を簡単に手にいれてるし。このウィルスの唯一の欠点っていえば、ウィルス感染者同士が性交しても子供の細胞が最初からキュレイウィルス持ちなので発育できない(というかそもそも生まれない気がする)ことぐらいでしょ?人間の弱い部分だけがなくなり、良い部分が強化される。しかも日常生活において不都合がなく、永遠に老いることなく生きられる。こんなありがたいウィルスだったら全世界の人間ががかかっておいて損はないよねぇ。
game_ever17_2.jpg
空の網膜に表示されるっていう設定も施設内全ての箇所において可能だとか、何万人も来場する施設内で1人1人の目の動きを予測して的確に網膜照射なんてありえない。ピピの空を上回るスーパーAI機能を駆使した活躍っぷり、水深119mもの深海を泳いだり、命令しなくてもアンプルを見つけて持ってこれたりするなら、最初の事件でこいつを海に放して助けを呼びに行ってもらったり連絡役を務めてもらえば良かったのでは?
施設内で研究者達がコールドスリープを使わず、アンプルまでも残したままを全滅しているのも笑える。あんた達は何を研究していたのさ。それに全員が死ぬまで誰も外部と連絡取らなかったのか。
まぁ、これ以上書いても仕方ないのでやめときますが、SFと割り切って考えてもライターの都合良い設定が多くてちょっと萎えます。

ただ、全体を通してここまで秀逸なシナリオってよっぽど才能と時間が無ければ書けないと思うので、「Ever17」という作品をしっかりと最後まで書ききったシナリオライターさんには素直に拍手を送りたいと思います。 素晴らしい作品をどうもありがとうございました。


posted by pakupaku(パクパク) at 09:39| Comment(0) | ゲーム「詳細レビュー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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